どうしてこんな人間になってしまったのか?

はっきり言って自分はクズだと思う、そんな人間になってしまったのはなんでだろう?と思い、昔のことをつづろうと思いました。感想とかくださると嬉しいですorz

小1の時、授業中絵を描いたり、ねんどで何かを作ったりと全く勉強しなかったせいでテストは毎回0点。それに見かねた担任の先生は、俺の親に塾に行くようアドバイスをし、親は俺を塾に入れた。

その結果俺はテストで毎回満点をとれるようになった。といっても当たり前である、なぜなら小1のテストなんて足し算や引き算で、ただ授業を聞かずにいただけで、少し勉強すれば満点なんて誰でも取れる。

俺の成績が上がったのは塾のおかげだと勘違いした親は、俺を塾に在籍させた。俺は塾に通い、友達とも楽しく過ごして生きた。だから正直俺もその生活に不満はなかった。

しかし、そんな話は小3の時までだった。その塾は実は中学受験用の塾で、小学校高学年になった俺は何故か流れで中学受験をすることになった。親も最初は俺がバカだったから塾に入れたというのに、何を考えたのだろう。でも、まだ俺はその時小4だ、親の方針には逆らえない。俺も中学受験を決意した。

俺は小4の最初のクラス分けテストでその塾の特進クラスに入れた。正直嬉しかった、あんなに頭の悪かった自分が、「このままいけば開成中学に入れる」、そんなことまで言われた。悪い気はしなかった。

そのせいだろうか、小学校の授業を適当に受けるようになってしまった。なぜなら進路の早い塾の授業で1度受けた内容を小学校の授業でやるので、同じ内容で面白くなくレベルも低いので聞かずともテストでは満点を取れるからだ。

先生は当然授業を聞かないのに、頭のいい俺をよく思わない。そして反抗期だった俺は先生にたてつくばかりだ。というよりもしかしたら俺は意地っ張りで素直じゃない性格なのかもしれない。俺は小学校ではちょっとした問題児になってしまった。

また、塾の勉強はハードになっていくばかりで、小5小6となるにつれ俺は遊ぶ時間がなくなった。小学校の友達が放課後楽しそうに遊ぶ中、俺は毎日朝から晩まで勉強させられた。

小学生の俺はなんで勉強しているのかわからない、勉強したくない、友達と遊びたい、そんな気持ちしかわかなかった。だから勉強をサボった。勉強するふりをしてゲームをした。その結果、小5のある時から俺の成績は落ち始めた。

今でも覚えている、小6の6月俺は1度も塾に行かなかった。親に「小学1年から塾に行かせてるんだから成績は良くて当たり前、長男なんだからしっかりいい学校に入って立派な人間になってくれ」と言われ、友達と遊びたいと言っても「うちはうち、よそはよそでしょ。あの子達とは違ってあなたは受験するんだから」と言われ友達と遊ぶ時間もなくただ勉強をさせられる。親は俺のことを模試でいい成績をとった時しか褒めてくれない。親は俺が好きなんじゃない、勉強が出来て頭のいい俺が好きなんだと思うと辛かった。

俺は勉強に手がつかなくなってしまった。塾に近づくと気持ちが悪くなって、お腹が痛くなってトイレから出られない。親が心配してくれるのは俺の体調(受験本番で体調を崩さないか)であって、俺の気持ちなんて気にもかけてくれなかった。それが苦しかった。毎日夜1人で泣いていた。中学受験なんてほっぽり出して、小学校の友達と一緒に遊びたかった。学校で友達が昨日友達と遊んだことを話す時、俺だけ独りな気がして苦しかった。もちろん、中学受験をやめたいって親には言ったけど「なら家から出ていけ」っていうから俺はどうしようもなかった。何もかも嫌になった。でもあいにく死ぬ勇気なんてなかったから、勉強を頑張るふりをつづけた。

結局6月からは勉強するふりだけして過ごした、当然どこも落ちると思ったが、受かってしまった。親がパソコンで合格発表を見て受かっていたことを教えて貰った時、俺は喜ばなかった。ただ、ああ受かったのか、というそれ以外の感情はなかった。

こうして恋人を作ることも出来ず、ただただ勉強の思い出しかない味気ない小学生生活は幕を閉じた。